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頭蓋

頭蓋をトウガイと読むのが専門用語としては正解なのですが、一般にズガイと言われております。

事実、今使っているワープロソフトでもズガイは一発で変換してくれますが、トウガイと入力しても見当違いの言葉しか出てきません。

まだ文字で表現するときはいいですよ。ズガイと読もうとトウガイと読もうと、お好きなように・・・意味が通じれば良いんだから、という感じで気が楽です。

ところが、現場で音声を発する立場は困ります。
授業のときと施術でのカウンセリングの使い分けがありますでしょ。

授業は専門家を育てる場なので、ズガイなどとは言えません。
カウンセリングは一般の人なのでトウガイなどと言っても相手は??になってしまう。

これ若いときなら瞬時に使い分けできたものですが、年取ってくると、すぐに言葉が出てこない。何度も言いなおさなきゃいけないので難儀します。

同じ字を書いて専門用語と一般語が違う読み方をする言葉って他にありますでしょうかね。困りますね~。どちらかに統一してほしいものです。

ところで頭蓋縫合部(トウガイホウゴウブ)。
コラーゲン質で出来ており、時計回りに噛み合わさっております。

ですから、時計回りに締めますと当然きつくなり、反対回りなら、緩むことになります。
ただ現実問題として、締める緩めるという手技は余程うまくやらないと不自然なものになるでしょうね。大概は皮膚を引っ張っちゃう。

皮膚を引っ張れば引っ張ったでそれはスカルプ系の機序が働くので、悪いとは言いませんが、頭蓋そのものを問題にしているわけですから、この場合は良い手技だとは言えないわけです。

仮に上手く出来たとしても手技でどこまで頭蓋を緩め、または締めることができるか、という問題も残ります。だから、時計回りか、反対回りかをメインに訴える手技が存在しないのです。

ややスピリチュアルな要素が入りますから、あまり言及することはありませんでしたが、軽いドレナージュを縫合部に沿って時計回り、反対回りを意識してやると、感触が違ってくるのが分かります。

それは思い込みだと言われれば、反論できるものではありませんが、手指の感覚だけを頼りにして施術する身としては、その感覚を研ぎ澄ましていくことも重要かなと思うわけ。それが全てではないにしてもです。

頭蓋縫合部は年齢ともに癒着していきます。
90歳を超えるあたりから、縫合はほとんどなくなるといっても過言ではありません。

具体的にいうとコラーゲン質がなくなり、骨そのものになるということでしょうか。
コラーゲン質と言っても「にこごり」のような柔らかいものを想像されても困ります。

それなりに硬いものです。しかし、骨そのものよりはずっと柔らかい。その弾力性が年齢ともになくなっていくというのは悲しいのですが、その頃には脳細胞の死滅も進み、心臓、腎臓など重要な諸器官の機能が低下していくわけですから、頭蓋の縫合だけが正常であっても意味のないことです。

いずれ寿命がくる宿命を背負って生きている人間にとっては止むを得ないことなのでしょう。

しかし、充分に若く、まだまだ老いる年齢にない一群の人々に中には、既にコラーゲン質の劣化が人より急速に始まっている場合もあります。

このような場合こそ、クラニアル系の手技が威力を発揮するのは当然ことでしょう。
靭帯でさえある条件下のもと骨化するのですから、コラーゲン質が骨化していくことはおかしい話ではありません。

一般的な言葉を使えばコリにより、体液の循環が妨げられ、みずみずしさがなくなる状態が続くとそうなってしまいます。

そうなると、脳が呼吸リズムを刻むにも上がツカエテいるのですから、ままならないことは想像できるのではないかと思います。

極めて残念なことに頭のコリは成人、特に30歳を過ぎれば誰でも持っています。
肩こりが誰でもあるのと同じでそれを感じるかどうかという問題だけです。

しかも首や肩と違って、所謂、コリ感があまりないところですから、普段は意識できません。ある種の頭痛、頭重感によってしか感じ取れないものです。

気を使い、頭を使い、目を酷使し、ストレスを溜め、という現代社会では頭コリという「証」は、まず、ほとんどが当てはまるのではないかと思いますね。首、肩だけを解してもすぐにコッてしまうのはそれが故だと思うわけです。

骨化するのを少しでも防ぐために、手技だけに留まらず、何かコラーゲン質にものを頭皮から染み込ませることは出来ないものか、という素人考えから、ローションスプレーを考えたのですが、如何せん、検証に時間がかかり過ぎるという欠点があります。

頭皮や毛根などに働きかけるモノはいくらでもあるのですが、頭蓋縫合部に働きかけるモノ。何かないでしょうかね。

まあ、そんな都合の良いものなどないのかもしれません。

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