« K氏の呪縛 | トップページ | 悪性リンパ腫 »

股関節脱臼

先日、海外ドラマ「ER」という番組を観ていたら、股関節脱臼の整復を行うシーンがあって、大変参考になりました。

事故などで、股関節脱臼が起こりますと、まずは手技で整復するものなのか!と初めて知った次第です。(考えてみれば当たり前の話です)

ER医師はそのような手技にも通じていなきゃいけないということで、中々、大変ですね。
ドラマの中では、新米インターンがその方法を知らなくて、先輩レジデントから教わっておりました。このことから考えると、授業などでは教えてもらえず、実践で学ぶ種類のものなのでしょう。

我々は医師ではありませんので、このような場面に遭遇することはまず考えられません。
若し、遭遇したとしても医師法の問題が出てくるわけですから、うかつには整復術を行えないものと思います。

にも関わらず、何故参考になったかといえば、小生が行う手技によく似ていて、股関節後方転位に応用できる手技であったからでした。

股関節に問題を抱えていない成人はまずいません。
その中でも片側後方転位の確率はかなり高いものです。

うつ伏せでも仰向けでも出来ますが、この度の手技は仰向けバージョンでしたから、仰向けから施術に入る小生のスタイルにはピッタリです。

ほんの一瞬のシーンでしたが、普段行っている手技のわずかな応用で済むのですから、さすがに記憶力が落ちているとはいえ、再現するのは簡単です。

後方転位の整復は医師法の問題には引っかかりませんので、これを日常的に施術に取り入れるのは何の問題もありません。(民間療法扱い)

では実際の股関節脱臼ですが、これを整復するとか、ましてやメニューに加えるということは法に触れますから、厳禁です。

使わねばならないシチュエーションとしては、例えば、何人かで山登りに行って、一人が崖から落ちたり転んだりして脱臼してしまい、歩けなくなった。一人残して下山するわけにはいかない・・・・こういう場合なら使っても許されるでしょうね。山まで救急車がくるわけもないのですから。

まあしかし、こんな場面は一生のうち一度もない方のほうが多いとは思いますね。

ですから、後方転位の整復に限っての使用となるでしょう。

« K氏の呪縛 | トップページ | 悪性リンパ腫 »

フット・マニピュレーション系記事」カテゴリの記事