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副腎

副腎は福神漬けとは違います。
その証拠に、副腎皮質ホルモンとは言っても、福神漬けホルモンとは言わないではないですか。

さらにカレーに福神漬けがなくとも食べられますが、副腎のない人体は考えられません。
ことほど左様に副腎と福神漬けは違うのですが、それでも理解できない人のために、副腎の講義を一席。

副腎は本来由来の違う内分泌器官が一つに合体したものです。
現在は「副腎皮質」と「副腎髄質」とに分けられていることはご存知でしょう。

昔、別々に存在していた名残なのです。
皮質が恋心を抱いたのか、髄質が一目惚れしたのかは定かではないのですが、いつのまにか恋仲になり、遂に同棲し始めました。

すると、意外に便利なことがわかりました。
別個の違うホルモンを出す個性を持つ二人だったのですが、本質的には同じ目的を共有することに気づき、協力しあって家庭を築くことに成功したのです。

気づいて築いたのですから傷つくことはありません。
そう!二人はソウルメイトだったわけです。

二人の共通の目的は人類をストレスから守るということでした。
つまりこうです。

ストレスを受けます。すると細胞が疲弊します。これはバカにできない。60兆個もの細胞が被害を受けて、最悪の場合、多臓器不全で死んでしまいます。

そこで、皮質はこの疲弊した細胞を癒すためにステロイド系のホルモンを分泌します。
しかし、癒し系はゆっくりジワジワと効いてくるわけで、即効性がありません。全細胞を癒すのに3時間もかかってしまうのです。

では、この3時間の間、無防備でストレスに晒されていなければいけないのか?
そう、ここで髄質がその空白を埋めるべく、頑張るわけです。

髄質はアドレナリン系のホルモンを分泌するのですが、これは鼓舞系、励まし系のホルモンです。癒し系のホルモンとは違い、即効性があります。

タダチに心拍を増加させ、かつ酸素取り込み量を増やし、血管を収縮させて末端まで栄養と酸素を送り込みます。これで癒されるまでの間、防御するわけです。

鼓舞し、励まし、そして後に癒す。なんという麗しい連携プレーであることか。
お互いに足りない部分を補い合うというまさに夫婦の鑑です。

因みに鼓舞系の髄質は旦那さんで、癒し系の皮質は奥さんです。
かつて副腎に性別をつけた施術家がいたでしょうか。

副腎の反射区を施術する際には是非、このことを考えてください。
ご主人に対するものなのか、奥さんに対するものなのか。
考えなしの行動はあらぬ疑念を抱かせ夫婦仲を悪くさせるかもしれませんので。

このストレスの多い現代社会。我々はこの夫婦の健気な無私の奉仕によってかろうじて生き延びているのです。

二人が恋に落ちたことを神に感謝せねばなりません。
いつまでも仲良く働いてくれることを祈るばかりです。

因みにステロイド系の薬剤を摂取すると、皮質奥さんは、旦那が愛人を作ったと勘違いしてしまい、協力しなくなります。

家庭がメチャメチャになりもはや修復不能までいくことだってあります。副腎の崩壊。これは怖い。そこまでいかなくとも様々な軋轢を呼んで、様々な影響が出てしまいます。

たまの浮気はいいのでしょうが(えっダメ?)、奥さんに絶対バレない程度に止めおくべきです。長期連用はもはや浮気ではなく、不倫のレベルですから、どこかで手を切るべきでしょうね。安保教授がステロイドからの離脱を薦めているのは道徳的にも正しいのです。

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