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足底方形筋

短趾屈筋のさらに下層に「足底方形筋」という筋肉があります。

働きは短趾屈筋とほぼ同じ。二趾~五趾の屈曲を担当します。
(厳密には多少の違いはあるのですが、ホントの解剖学をやるつもりはないので、ほぼ同じと考えて頂ければよいかと思います)

さて、この足底方形筋・・・だいたい腰方形筋にしても方形という名前がつくと、結構、隠れ急所みたいなところがありましてね。

おおおっ!そこ!そこだ!という阿是穴の巣窟。
まあ、急所だけに痛いという人もいますけど。

スポーツをかなり熱心にやった経験がある人たちは、短趾屈筋に留まらず、この足底方形筋までいっちゃっている人が多いものです。

しかし、深層筋であるが故に普通は届きません。
欧米系での施術では無理ですし、台湾系の施術でも、ここに届く前に短趾屈筋や長趾屈筋腱を傷めてしまいます(強いフリクションであるが故に)。

しかし足の施術のベテランを任ずるなら、この筋を素通りしちゃいけません。

結局、単純推圧安定系で圧を浸透させるしか手立てがないのですが・・・・
なかなか難しい技法ですが、この筋に到達すれば良いご褒美もあります。

「いやはやセンセ・・・こんな気持ちよい施術は初めて受けました・・・」
などとアメフト(バレーボールでも何でもいいのですが)経験者がのたまわってくれる。
のたまわなくとも、感じで大体分かります。

こういう場合は足底方形筋に固有スパズムが発生して、機能を損ねていると思って間違いないのです。

ただ、深層筋の機能障害を除去すると、瞑眩反応が起きやすい。
足底方形筋の場合は押されているときは気持ち良いのですが、足だけで終わらせると、首に違和感を感じたり、肩甲骨、場合によっては腰にモヤモヤした感じを受ける場合もありますし、頭蓋に来る人もいますね。

放っておいても抜けることは抜けるのですが、不快な症状ですから、足の施術後、整体で取るに如くはありません。

瞑眩率はどれくらいでしょうか、15%~くらいでしょうか。
長く足底療法家をやっていて、そんな例に出くわしたことがない、という方。
多分、届いてないか、クライアントが遠慮して言わないか、どちらかですね。

いずれにしても、足底療法の場合はこの足底方形筋までしっかり届かせることが肝要。
それは良いことを聞いた!とばかりにウンウン唸りながら力んで押しても届きません。

第一、自分の身体を傷める。
あくまで身体の力を抜き、軽く深く入れることです。

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