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歯は大事

動物の寿命というのは歯の寿命とほぼ等しいものです。
勿論、入れ替わり立ち代り歯が生えてくる動物もいますが、そういうのは例外に致しまして。

人間の場合はご存知のとおり、永久歯が生えてからは、もう二度と生えることはありません。したがって、この永久歯がダメになれば、自前の歯がなくなることになり、食べ物を食べるのにも苦労することになるわけです。

しかし、歯科学の進歩というのは有難いものです。
ブリッチをかけたり、入れ歯を作ったり、最近ではインプラントという方法まであって、歯の機能を補う方法が発達してきました。
小生も、何箇所かブリッチをかけて、その恩恵に浴している一人です。

ところが、所謂、歯槽膿漏、歯周病が進みますと、歯がグラグラになって、処置をするにも対処できなくなるわけです。

そして、最終的には総入れ歯ということになるのですが、そうなれば不全感を感じるらしいですし、その途中経過でも、硬いものが噛めず、食べ物の歯ごたえを味わうことができません。

グルメなら致命的な悩みになるでしょう。

歯臓器説を唱えたのは日本の歯医者さんだったと思いますが、確かに歯が役に立たなくなると、(歯は臓器だなぁ)とシミジミ実感するわけです。

胃を全摘するとか、腎臓や脾臓を摘出するとなると、相当な覚悟とそれなりの理由が必要ですが、歯を抜くということに関しての深刻さはそれに比べ、あまりないのではないでしょうか。

しかし、歯がリッパな臓器の一つとして考えれば、歯を抜くという行為は内臓摘出に匹敵するような問題だと思うわけ。

食べるものが制限されるだけじゃなく、滑舌が悪くなりますし、顎の骨が痩せて老人顔に早くからなりますし、何よりも頭蓋縫合が微妙に狂ってきます。

頭蓋に問題が起これば、これはもう何が起きても不思議ではありませんから、様々な病気の遠因になっているのかもしれません。

三水会のときにYさんが、ある選手が足の故障に耐え切れず、途中棄権をした件に関して一言述べておりました(オリンピックの話ですよ)

「歯列矯正のせいだと思うけど・・・」
ふ~む、言われてみれば、その選手は歯列矯正をしていたような・・・・

記憶を辿っていくと、そういえば、そういえば、総入れ歯!(オヤジギャグで失礼)
なるほど、そうだ!歯列矯正のせいだ!と思いましたねぇ。

普通、応力転位は足から上へ行くことが多いのですが、顎関節の問題から下へ影響を及ぼすことも少なくありません。

誤解しないで頂きたいのは「歯列矯正」が悪いと言っているのではありません。
一般人が日常生活を送る分に、大きな問題となることはあまりないでしょう。
(小さな問題は結構あるかもしれませんが)

しかし、アスリートの場合は限界まで肉体を酷使します。
微妙なバランスが崩れ、もともと持っていた歪みが増幅した可能性は大いにあり得ることです。

我々の考え方では、現役のアスリートが歯列矯正するなど、狂気の沙汰としか思えないのですが、まだまだクラニアル系の考え方が認知されているとは言えないのが現状です。

先日、久しぶりのクライアントさんが来て、懐かしかったのですが、その後、その人に起こったことを聞いてビックリ仰天しました。

ホワイトニングという歯を白くする処置があるのだそうです。
その方はそれをされたらしい。
すると、どうも歯に微細な割れがあったようで、ホワイトニングで使う漂白剤が歯茎の中に入ってしましって、炎症が起きたとのこと。

そしてそれが何ヶ月も続き、今現在もそのことで苦しんでいるのだそう。
訴訟問題になるかもしれない、とおっしゃっておりました。

その話をやはり三水会のメンバーのIさんにしたところ、歯を漂白して白くする技術はアメリカ発祥のものらしいのですが、最初にその処置を受けた一群の人々は現在、歯がボロボロになり大変なことになっているとの情報を頂きました。

歯は専門じゃありませんが、クライアントさんの話を聞いておりましたから、さもありなん!だなぁ、と思いましたね。

美しくなるのはある種の代償が必要なようです。

まあ、小生は審美歯科とは縁がありませんが、歯自体の問題が深刻化しております。
何事も遅すぎることはない、と言いますから、ここ一ヶ月、丹念なブラッシングを心がけでおります。やはり調子が良いようです。
(しまったなぁ、こんなんだったら、もっと若い頃からこういう習慣をつけておけばよかった)と思うのですが、いつもこんな調子です。

来世はキット、まなびを生かせるのじゃないかと、期待するしかありません。

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