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脱臼と亜脱臼

脱臼は捻挫の酷いもので、関節そのものが外れてしまう病態です。

関節のつき方が甘い肩関節で起きやすいやすいのはご承知のとおりです。
或いは幼児のころの股関節とか・・・
これも整体適応ではなく、しかるべき専門家に治してもらより他ありません。

ただ、脱臼癖がついてそれ以降、外れやすくなるようです。
かつての横綱-千代の富士がこれに苦しめられたのは有名な話ではあります。

この脱臼癖を治すべく、筋トレに励み、かえってパワーが増し、横綱まで登りつめたのですから、何が幸いするか分かりません。

ところで、整体、特にカイロ系では亜脱臼という概念があります。
亜美之介の「亜」がついている脱臼ですから、字句とおり解釈すれば(脱臼までは至らないが、脱臼しかけている状態)ともいえましょうか。
(熱帯までには至らないが、熱帯にやや近い気候)の地域を「亜熱帯」というのと同じ。

東京の夏はもはや亜熱帯に近くなりました。「亜・亜熱帯」という言葉を作らなきゃいけないかも知れませんね。ー余談です

さておき、HP等で何度か述べているように亜脱臼という訳語自体が誤解を招く語感だと思いますね。現在はあまり使われなくなったのは幸いです。

関節構造体における組織拘束、エネルギーブロックと考えたほうが、何故、スラスト系の技法が有効なのか、理解できるのではないかと思います。

ホントにその関節構造体が組織拘束を起こしている場合、ポキっと鳴った瞬間に衝撃波によりブロックが外され、「気」がスーッと通ることがありまして、このときの効き方というのは頓服的です。

これに味をしめると止められなくなるのですが、いつも狙い通りの部位に当てることはできません。また原因が関節構造体ではない場合もあります。
ですから、なんでも鳴らすのは危険、有害でさえあるのです。

鳴らすことを意識せず、押圧、伸展の中で自然にポキッと鳴るのは無理な力が加わっておりませんから、これは安全です。頚椎や肩関節、場合によっては股関節でそのような現象に遭遇すること度々で、それこそ亜脱臼(関節構造体のブロック)が解消された証しともいえるでしょう。

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