乳がんの確率
日本人の23人に1人は乳癌に罹る・・・あらためて統計を突きつけられますと、その多さに驚きます。
すでにイギリス人やフランス人の罹患率を超えているのだそう。
乳癌大国アメリカは8人に1人という桁違いの罹患率だそうですが、救命率は日本より高いとのこと。
20年ほど前、母が乳癌の疑いがある、という診断を受けました。
細胞診では結論が出ず、五分五分の可能性。
手術してみなければ決定的なことが分からないとのことでした。
手術の結果、「葉状肉腫」という悪性ではないが、良性の中でもちょっと性質(タチ)が悪いものと説明されました(性質が悪くてもガンではなかったわけでどれだけホッとしたか)
手術が始まり、終わって医師から説明を受けるまでの間、まあ、なんといいましょうか、針のムシロ状態です。母も口に出してこそ言いませんでしたが、不安はいかばかりだったでしょう。日頃、親孝行もせず出来の悪い息子ではありましたが、このときばかりは優しくした覚えがあります。
母の件があって初めて、乳腺外来という科があると知りました。
そして、いかに乳癌が多いか!ということを知った次第です。
あれから20年以上が経っていますが、減るどころか加速的に増えているようです。
食生活の欧米化、女性の社会進出に伴うストレスの増大・・・・原因は一つではないと思いますが、診断技術の進歩も大きく影響しているかもしれません。
いずれにせよ、専門外のことについては詳述する資格はありません。
しかし、自然療法の立場からすれば胸骨ブロックによるリンパ流の停滞が大きな原因の一つだと言えるわけで、これらはHP等で何度か触れているところです。
胸骨の微細運動の阻害、つまり胸骨ブロックは精神的ショックでも肉体的ショックでも起き得ます。
精神的なもので言えば、「胸がつまる」「胸が張り裂けそう」「胸が痛む」等の慣用的表現が表すところはすべて胸骨ブロックにつながり、胸部リンパ流の停滞につながるのです。
女性の場合は乳腺という特殊な器官があるため、ここに集中して癌が発生しやすいわけですが、胸部リンパ流の停滞は肺の問題にもつながっていきます。
喫煙率が下がっているにも関わらず、肺癌罹患率が上がっているという事実はよりストレスが増大したと見るべきで、現代は昭和の頃よりも住みづらい世の中になっていると言わざるを得ません(最近の昭和ブームはこれと無関係ではないでしょう)。
いかに住みづらい世の中であっても生きていかねばならないのは当然のこと。
せめて、身体をケアーし、胸骨のブロックを除去して予防に努めたいものです。
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