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ツボ殺し

ツボで人を殺すことではありません。
それじゃ、必殺仕掛け人になっちゃいますものね。
発音の正確を期するため、表記しておきます。
「つぼころし」と発音します。「つぼごろし」ではありませんので念のため。

一穴の効用を多穴使用することによって、効果を相殺してしまう現象のことを言います。
あるツボを生かすツボと、あるツボを殺すツボがあるのですから、中々面倒くさい話ですね。(五行説の相生、相克関係に似ていますが、そんなハッキリしたものじゃないんです)

古典中の古典「黄帝内経」は多鍼を諫めておりますが、このようなことを経験から知ったいたのでしょう。

このツボ殺し、何も鍼だけではなく、灸にもあるようです。
鍼灸の性質上、そういうこともあるんだろうなぁ、と。

ところが、手技はこうした現象は起きづらく、さほど意識する必要はありません。
むしろ、鍼灸と同じような取穴法ではほとんど効かないでしょう。

また、足裏へ鍼、灸は余程のことがなければしちゃいかんよ、とも古典は教えています。
かほど、鍼灸と手技の性質は違うわけですね。

ただし、「ツボ潰し」というのは起こりえます。
思うにこっちのほうが「ツボ殺し」じゃないかなと。勿論、「つぼごろし」の発音の方で。

これはHPなどで何度も書いてまいすから、詳述は避けますが、ところ構わず、強圧を続けるとそうなってしまいます。

ところが、強圧というのは受療者の感受性によって違ってきますし、術者があえて2~3箇所選んで行う場合もあります。
ですから、一律に公式化できないところに難しさがあるわけです。

いずれにしてもツボは天地無用、壊れ物注意、取り扱い注意であることだけは確かです。

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