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低迷

未曾有をミゾウユウ
踏襲をフシュウ

今度は低迷をテイマイと発音してニュースになりました。
読み間違いや思い込みというのは誰にでもありますし、現に今、読み間違っている漢字もあるかもしれません。

ですから、首相が言い間違ったからと言って、そんな揚げ足を取るような報道の仕方は如何なものか?と思っておりました。
しかし、さすがにここまで続くと支持率はさらに低迷することになりかねませんし、それこそ首相の資質は如何なものか?と心配になってしまいます。

小生も読み間違いで痛い思いをしたことがあります。
東洋医学の専門用語「漢方四診」を本来、漢方シシンと発音しなければならないところ、漢方ヨンシンとばかり思い込んで、そのように発音したのです。
すると、生徒さんの中に東洋医学を他校で教えていたことがある人がいて、それを指摘されてしまいました。
しかも直接、小生に言えばよいのに、小生の上司に告げ口したわけ。
曰く、そんな基本的な読み方が分からない人間は東洋医学の講義をする資格がない!と。
自分の非は認めるにしても、そういうやり方や、陰口には頭に来ました。

しかし、考えるまでもなく、非は小生にあります。
当時も東洋医学の講義は小生の仕事の一部でしたし、言ってみればメシの種。それで生活していたわけだ。
普通の漢字を読み間違えるならまだしも、職業に関わることです。
プロじゃない!と非難されても止むを得ないでしょう。
反射区に「腹腔神経叢」というのがありますが、これをフッコウシンケイソウと発音する講師がいたとしたら、その時点で、もうその人間の講義を聞く気になれませんわ。
(フックウシンケイソウorフククウシンケソウが正解)
このように逆に考えると、彼の非難は正当なものであると思うわけです。

実は小生、師について東洋医学を直接習ったわけではありません。
師は黄帝内経でもあり、増永師や大塚敬節先生の著作物でありました。
著作物ではあっても、眼光紙背を徹すの心意気で何度も何十度も読めば、東洋医学の本質に迫っていくことが出来ます。
しかし、そういう書物はフリガナが振ってない漢字が多く、どうしても自己流の読み方をしてしまいがちになります(特殊な言い方も多いしね)
それで、間違った音で覚えていたわけですよ。

まあ、でも今はそれを指摘した人間に感謝しております。
読み方が少しでもあやふやな用語は出来うる限り、調べる習慣がつきましたしね。
自分の職業の範囲内において、漢字の読み方を間違っているばかりに侮られるなんてバカな話ではないですか。

さてさて、政治家の仕事はコミュニケートするということでしょう。
言葉が武器だとも言えるわけで、そうすると、日本語全体が職業の範囲に入ります。
オバマさんと通訳なしで電話会談が出来たとしても、肝心の漢字の読み方をこうも間違うようじゃ、侮られるに決まってますわね。

一国の最高責任者にふさわしいかどうか?なんて、こんなつまらないところで問われてしまっています。また、ブレーンが機能していないんじゃないか?とか。果ては、読み方の間違いを指摘されると機嫌が悪くなる性格の持ち主じゃないのか?とか、良いことが一つもないじゃないですか。

昔、田中角栄さんという方が首相になったとき、小学校しか出ていないので、今太閤などと言われました。
しかし、三権分立を正しくサンケンブンリュウと発音しておりましたよ。
(現在はサンケンブンリツでも正解ですが)
学歴じゃないですよね。職業意識の問題です。
さしずめ現在の首相、小生をチクった者に言わせると、政治家の資格がない!と大言されるに違いありません。

「今般の経済危機はミゾウユウの出来事なので、今までの考え方をフシュウしていても、日本経済はテイマイ状態に陥る」って、どうせなら、ワンフレーズの中で一遍に言えば良かったのに・・・・

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