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脛骨後方滑動不全

 距腿関節(足首)が自由に動くのは、脛骨と距骨の間に潤滑油(滑液)があって、しかも歩くたびに脛骨が後方に滑走するからに他なりません。なんらかの原因でこの動きが阻害されますと、スムーズな関節の動きが確保できず、歩くたびに痛みが出たり、足首に異常感は感じずとも、膝に障害が出たり、股関節の症状に表れたりします。
(腰痛にいく人もいます。これぞ三関節原理)

 どういうわけかこういう状態になっている人が多く、小生もその一人です。
 小生の場合は左足で床が抜けるくらい踏み込む癖があったという卓球の古傷です。
(現代卓球はそういう癖を選手寿命を短くするとして矯正するようですが)
 その他、野球、サッカー、バレーボール、空手、バスケなどの経験者も脛骨後方滑動不全が多いですね。

 10代の頃の酷使が50歳近くになって出るのですから、普通は因果関係が掴めず、己の不運さを呪うばかりになってしまいますが、原因というのは意外なところに潜んでいるという典型ですね。

 3回目の大江戸散歩巡りを敢行した際に足首の異変を感じ、放っておいたら、二日後、突然この症状が出てしまいました。授業中でしたから、ゆっくり足を揉むという時間もなく、かと言って、放っておくには痛すぎです。何せ、歩けないのですから。こりゃ困った!

 そこで、応急処置として、スタッフKに距腿関節と距骨下関節へのスラストを教え、休憩時間にやってもらいました。初めての割には中々上手くいったようで、痛みは引き、歩けるようになったのは幸いでしたが、根底には、運動不足のくせして急に散歩し出した、という迂闊さがあったものでしょう。

 人間50歳にもなれば、運動も慎重に、という教訓を学んだわけですが、気持ちだけは昔のままなのですから、困ったものです。

 「年寄りの冷水」などという格言もあるようですが、小生、断じて年寄りじゃないぞ!とは思っても身体は正直なようです。

※因みにこの症状は股関節操作によっても治すことができます。具体的には股関節筋である小殿筋、中臀筋を強圧し緩めるのです。経絡機序も働くのかも知れませんが、ほぼ根治できるから不思議です。

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