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専門用語

専門用語は結構、厄介で面倒くさい。

前にも書きましたが、頭蓋骨は一般には「ズガイコツ」で良いわけですが、専門用語では
「トウガイコツ」。一般の人にトウガイコツというと(このセンセ、漢字の読み方知らないんじゃないかしら?)などと思われるかもしれません。

リンパ腺は「リンパ節」ですし、副甲状腺は「上皮小体」、さらに副腎は「腎上体」。リンパ腺を除いて、医者でも副甲状腺や副腎というわけですから、ここら辺はあまり気にしなくても良いでしょう。

さらに厄介なのは「反射」という言葉。
医学的に反射というのはちゃんと定義されているもので、脳を介在させない神経反応のことを言うわけです。脳に到達して、脳から指令が行くことを「反応」というのですが、こうなるとリフレクソロジストは混乱のドツボにハマります。

リフレクソロジーは反射療法と訳されるわけですから、反射区とか反射帯とか反射域とか呼ぶことになるわけです。

すると「大脳の反射区」というのは、ちょっと変ですね。
脳に到達しているわけですから、「大脳の反応区」と言わねばなんないのかぁ、とか。
その他、小脳の反応区、脳幹の反応区・・・・
ありゃりゃ・・・痛みとか、ある種の刺激を感じるのは脳が感じているわけですから、それが治癒機序になる場合は他の部位でもやはり「反応区」と呼ぶのが正解なのかぁ??

まあ、あんまり深く考えないほうがよろしいかもしれません。
習慣的にそう呼ぶ、と・・・割り切ったほうが良さそうです。

治療家なら、反射というよりも反応と呼ぶにふさわしい治癒機序が働いているとしか思えない場面に遭遇します。安心感、信頼感だけで愁訴の消失をみたりするときは、まさに大脳反応なわけです。

一流の治療家はこの反射と反応を上手く使い分けているもので、施術は全人格的なものであるというのは、そういう理由があるんですね。
 
どんな凄い技術を習ったとしても、こればかりは教えられるものではありません。
せいぜい、そういうものであるということを伝えるのが精一杯でしょう。

そんなことを思いますと、施術はシンクロナイズドスイミング(フィギュアスケートでも良いのですが)に似てるなぁ、と思ったりもします。

技術点と芸術点の総合点で競われるわけでしょ。芸術点が高くても技術が平凡なら、メダルは取れませんわ。その逆も同じです。
まあ、バランスですな。

どんな分野にも通じるのかも知れませんね。

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