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三焦経とクラニアル

三焦経は肩部、頚部の僧帽筋を通り、耳の後ろから側頭部、前頭部に達する重要な経絡の一つです。

特に頭部を考えた場合にはその重要性をより強調しても間違いありません。

さて、三焦経が「実」すると、脳膜の充血を呼ぶという増永師の見解は、その走行から考えても、僧帽筋が脳への血流ポンプであるという構造医学の考え方から言ってもスジが通っているような気がします。

クラニアル手技の目的の一つは脳膜の歪みを除去する、ということでもありますから、東洋と西洋の融合よろしく、クラニアル施術の前段階として、三焦経重点で施術を行うになんら問題はないと考えますし、むしろやるべきでしょう。

証で若し、「三焦実」が出たなら、それはとりもなおさずクラニアルの証でもある可能性が高いもので、特に「肩こり族・三焦派」はその可能性がもっと高まります。

「肩こり族・三焦派」は肩部-僧帽筋に強いコリを持つ一群の人々ですから、その絶対数はかなり多いと判断でき、それ故、クラニアル手技適応者が多いとも言えるわけです。

下腿部の三焦経が硬く、パンパンに張っている一群の人々もまた、脳膜の充血を惹起せしめている場合が多いのは臨床上、経験すること度々。故にこれらの人々もまたクラニアル適応だと考えられます。

三焦経を中心に経絡を補瀉し、クラニアル手技を行うと、スヤスヤと寝入ってしまう人が多いのは、まさに充血が散り、安寧な気分になるからでしょう。

単に気持ちよくて眠たくなるのとは質的な違いがあるわけです。

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