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首の痛み

前回も首の話題でした。
不思議なもので、来院するクライアントさんの問題箇所が立て続けに同じということがあります。

一種のシンクロですね。

昔の話ですが、最高5人連続で膝痛のクライアントさんだったということがあったくらいでして。
さすがに5人連続というのはそれ以来ないですが、今でも2人連続、3人連続はザラにあります。

全く接点のないはずのクライアント達なのですから、もうこれはシンクロとしか呼べない現象です。

それはさておき、
首の症状も続いております。今回は痛みを取り上げてみましょう。

60代女性。
首から肩にかけて異様にコル感じすると・・・
さらにコリ感というよりも、痛みに変わるほど悪化していくそうな。

ふむふむ、なるほど、なるほど・・・

愁訴を聞いただけで、肩甲挙筋のセントラルTP症候群だと分かります。

前回の人のように首の回旋不能というのも、肩甲挙筋が大きく関係しておりますが、このように痛みを出すということもあるわけです。

ムチ打ちなんぞは典型でしょうね。

たまたま前回の三水会で肩甲挙筋の処理の仕方などを復習したわけですが、特にセントラルTPの処理の仕方をマスターすると守備範囲が飛躍的に広くなるわけでして、重要な操作の一つだと思います。

さて、このクライアントさんは定期的にこの症状が出てしまうということでした。
姿勢を診てみると、酷く猫背なんですね。

猫背の場合は大胸筋、小胸筋の短縮が間違いなくありますから、その処理をしないと施術効果が長持ちしません。

つまり、首まわりの処理とともに、肩~肩甲骨まわりは当然として、前側の処理に時間をかけなければならないのです。

ゆっくり、静かに、深~く、大胸筋、小胸筋に圧を送り、自然に緩むようにしてあげました。まあ、気持ち良さそうなこと。

鎖骨の下あたりから乳腺が始まるぎりぎりのところまでやらねばなりませんので、クライアントさんが女性ですと、非常に気を使います。

しかし安心感のある施術で上手にやれば、凝っているわけですから、適応症の方はとても気持ちが良いわけです。

愁訴についての施術を一式やったところで、眠ってしまったようです。
起こすのが偲びないのですが、仕方がありません。

起きて頂き、首を回してみれば、痛みは完全消失。

それほど重症ではありませんので、一回でOKです。

三ヶ月くらいは持つでしょうね。

このように明らかにTP症候群であったとしても、歪みの連鎖の中で考えていかねばならないことも多いわけです。

トリガー処理だけをする西洋的な発想ではなく、歪みの連鎖、つまり経絡的な発想というものも施術には欠かすことができません。

絶対的に正しい筋肉連鎖モデルというのは実はないんですけどね。

姿勢とか硬さとかを診て、自分がこうだと思った方向で良いわけです。

あとはTPが大きくハズレていなければ、大概の問題は解決するのです。
(ある程度の回数が必要な人もいるけれども)

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