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棘上筋(きょくじょうきん)

 棘上筋は見落としやすい筋です。

 この道、ン十年のベテランでも見落す、というか考慮さえしたことがないというのが実態ではないでしょうか

 なぜなら、棘下筋は直感的に経験的に手がいきやすいのですが、棘上筋ばかりは学習しないと認識できませんし、ましてや施術などできる部位ではありません。つまりそのキャリアの中で学習する機会がなかったからでしょう。

 なにせ、分厚い僧帽筋に覆われていて、普通の施術体系の中では届かない位置にあるわけです。

 ところが、ちょっとしたコツを知ると、さほどアプローチが難しいわけではないのです。知識は力なり!を実感させてくれる筋肉ではあります。

 棘上筋は石灰化しやすいランキング、ナンバーワンの筋ですから、五十肩の原因の一つであることは間違いないところです。

 しかし、そればかりではなく、肘やその周辺の痛みの原因となることもあります。

 原因不明の当該部位の不都合が実は棘上筋が犯人だったということも十分に考えられますから、そういう意味でも盲点的な筋肉だと言えるでしょう。

 また、この筋は胃経や膀胱経との関連が深く、更年期に発症しやすい不具合の原因ともなります。(胃経は婦人科系、膀胱経は自律神経系の支配が強いですから)

 小生がみるところでは、この筋肉の処置ができるかどうかが、整体師のステイタスバロメーターになるのではないかと・・・密かに思っているのですが、おそらくそれが出来る整体師諸氏には同意して頂けるものと思います。

 流儀は違っても極めて少数、ここの処置を完璧に行える整体師はいます。

 そういう人に出会うと流派の違いを超えて敬意を表したくなりますね、(お主、中々できるな・・・)と。

 今のところ極めて少数なのが残念なところですが。

 そういう意味でも、もっと注目されてしかるべき筋肉ではあります。

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